Feb 11, 2011

無料レンタルサーバーでホームページを作成する

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 菅直人首相が退陣したら、大連立ではなく「テーマごとの与野党協議」に乗りだそう−。公明党が、大きくかじを切ろうとしている。山口那津男代表は、テーマを震災対応に限定した形ならと、条件付きで協議参加の考えを示しており、内閣の外に設置する新機関で協議する姿を描く。大連立で民主、自民両党の足並みは乱れているとにらんだ公明党。円卓協議の方式で主導権を発揮できると見切ったようだ。(赤地真志帆)

 ◆置き去りに危機感

 9日の党中央幹事会。週明けから盛り上がった大連立騒動について漆原良夫国対委員長が「いろいろあったが、震災復興に限定していくことで自公で合意ができた」と報告すると、幹部らから異論は出なかった。

 大連立構想への不信感は強かった。7日朝。国会内の一室に集まった幹部も強い危機感を抱えていた。

 民自両党が大連立構想を進めれば、公明党の参院でのキャスチングボートが喪失する…。しかも問題は複雑だ。だからといって連立協議への参加を拒むと、党の死活問題でもある「選挙制度改革」で、民自両党から置き去りにされる危険性が出てくる。

 大連立への慎重論が渦巻くなか、漆原氏は冷静にこう諭した。

 「菅首相の震災対応が遅いといって、われわれは不信任決議案を突きつけたのだから、首相が辞めたら、スピードアップに積極的に協力していくべきだ。枠組みの話はどうせ落ち着くところに落ち着くんだから」

 閣内協力を主張する幹部は一人もいなかったが、山口氏が「もともと震災対応では全面協力すると言ってきたし、これからもそうすべきだ」と引き取り、震災に限った協力を進めることで意見集約を図った。

 公明党は東日本大震災発生後、原発事故対応も含め計7回の提言を政府に出すなど、震災対応に熱心に取り組んできた。野党の足元をみた政権運営を続ける菅首相への拒絶反応は激しいものの、もともと震災対応に全面協力したいとの思いは強い。

 支持母体の創価学会にも迅速な震災対応を求める声は大きく、復興大連立を頭から拒絶することで、公明党が震災対応に後ろ向きとみられることだけは避けたいのが本音だ。

 ◆民自に溝 交渉難航

 そこで目を付けたのが、民主、自民両党の大連立をめぐる亀裂だ。

 消費税や外交などあらゆるテーマを協議し、長期安定政権を目指す民主党と、「大連立は震災対応に限定」と位置付け、早期の衆院解散・総選挙に追い込みたい自民党執行部との思惑はすれ違う。その間隙(かんげき)を突けば、一時的に「ポスト菅」の枠組み協議に乗っても、結果的にそれは大連立に至らず、テーマごとの「円卓協議」に落ち着く。その方が、公明党の主張を押し込められるという計算だ。

 7日昼に都内のホテルで開かれた自民、公明両党の幹部会合。自民党側が「民主党から入閣打診は来ていない」と打ち明けると、漆原氏は「うちだって大連立に強力に消極的っていうわけじゃないですよ」とささやきかけた。

 難航する大連立交渉を横目に、山口氏はその夜のBS番組で、こう強調した。

 「与野党参加の両院合同会議をつくって、議論を進めていくのも一つのあり方だ。今、こうでなければならないと必ずしも決めないで、もっともスピード感のある協力のあり方を探っていけばいい」

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【from Editor】

 夏が近づくと、見慣れた恒例行事がやってくる。

 「暑いんだからしょうがねえだろ」

 「こっちは冷え冷えだ。早く止めろ」

 編集フロアには、温度調節ができないクーラーがある。ビルのきっちり制御された冷房とは別で、人の出入りが激しいところなどを局部的に冷やす。

 ON、OFFは手動。暑い派はすぐボタンを押したがるので、そんなに暑くない派と「熱いバトル」が展開されるのである。ただし、今年は節電の夏。両派にとって居心地のよい温度はどこか、そんな配慮をする間もなく、部長権限で一方的に止める。

 「最適化したか」

 うちわが必需品になった紙面編集の現場では、こんな言葉が飛び交っている。フロア温度の最適化ではない。たとえば、1面に掲載しているカラー写真を実際に近く、鮮明にするための処理作業で発生する用語で、「画像最適化」が正式名称である。

 写真撮影を担当する部署から新聞編集用の機械に送信される写真は、「光の3原色」(レッド、グリーン、ブルー)で表現されている。ところが新聞を印刷するときは4つの色(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)で表現している。新聞紙面で画像をきれいに再現するには、3原色から4原色に、光の世界からインクの世界へと、衣替えをしなければならない。4つの色に分かれるから「4色分解」という場合もある。

 絵画となると、よりいっそう神経を使う。5月1日から連載を開始した「安野光雅が描く 洛中洛外」(毎月第1日曜日掲載)では、絵の「4色分解」を行い原画の色を忠実に再現している。機械の手は借りるのだが、人間の目でチェックし、うまく再現できていなければ補正する。もっともいい状態になるまで…。画像のプロたちのこだわりは果てしない。

 最適化は画像のみの話ではない。記事、見出し、地図などのグラフィック、広告。新聞を構成しているすべての「部品」が「もっともいい状態」を目指して毎日つくられている。

 朝、「きょうの新聞、いいねえ」と思っていただけるとほっとする。「ちょっと違うなあ」というご指摘も避けては通れないだろう。ボタンを押したり消したりしながら、多くの人に満足してもらえる新聞を目指して、今年の夏も汗だくになりそうだ。敬老の日(整理部長 田所謙一)

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